オリーブと人の関わりははるか古代から続き、地中海を中心にその文化を深めてきました。
ここではオリーブと、世界のオリーブの歴史をご紹介します。
オリーブとは?
モクセイ科のオリーブ属でヒイラギやジャスミンと同科とされます。
常緑樹で開花は5月中旬〜6月ごろ。収穫は9月下旬〜11月。
オリーブの花 | 園芸や香料 |
オリーブの実 | オイル、漬物、お菓子、佃煮等多彩に利用 |
オリーブの木 | 工芸(家具やコースター、カッティングボード等) |
オリーブの葉 | お茶、洋菓子、和菓子、ソース等幅広く利用 |
「シンボル」
平和の象徴、オリンピックの勝者の冠、国連旗のデザインに採用
オリーブの主な栽培地域
地中海沿岸諸国でおおよそ70%程度。
オリーブ果実の総生産量(2007年度データ)
1位 | スペイン |
2位 | イタリア |
3位 | ギリシャ |
4位 | トルコ |
5位 | チュニジア |
6位 | モロッコ |
7位 | シリア |
8位 | ポルトガル |
近年はアメリカやオーストラリア、チリ、ペルー、アルゼンチン、ニュージーランド等の南半球のぶどうの産地も躍進
オリーブの起源
オリーブオイルの誕生 | 8000年前現在のトルコ付近と言われています。 |
オイルの搾油の確立 | 紀元前3000年頃のイタリア、イベリアで風車を使ってオリーブオイルの搾油 |
古代地中海文明との関わり | 古代メソポタミア文明、エジプト文明、ギリシャ文明、古代ローマ文明とも深く関わり現代の産業化につながっています。 |
ローマ時代 | オリーブオイルの格付けや等級の概念を導入し、細かく5段階に分類され、保存法や運搬方法の改善、搾油方法の発明がありオリーブの産業化が進みました。 |